闇金が自宅に来ることはほぼない

現代の闇金は090金融が主流

闇金業者というと暴力を振るって強制的に金を回収していくイメージがありますが、現在の闇金はそこまで直接的な行為に及ぶ事はありません。闇金業者が自ら自宅へと乗り込んでくる恐れもほとんどないと言えるでしょう。

現在活動している闇金のほとんどは090金融です。090金融とは店舗を構えずに電話で商売をしている業者のことであり、顧客と顔を合わせることなく融資から取り立てまでを行います。現在店舗を持っている闇金業者は1割にも満たないと言われていますが、その理由の一つが自分たちの営業のカモフラージュです。

闇金も警察に捕まりたくて違法行為をしている訳ではありません。しかし店舗を構えて堂々と貸金業を営んでいると、警察からもマークされやすくなりリスクが大きくなってしまいます。そこで活用しているのが携帯電話であるため、債務者の家に直接乗り込むなどの直接的な違法行為をする事もありません。

目立たない所でじわじわと顧客を追い詰めていくのが現代の闇金による手口なのです。

闇金の怖さは執拗な取り立て

闇金が家に来る確率が低いからといって安心してはいけません。むしろ現在の闇金業者が得意としているのは電話を使った嫌がらせであり、執拗な取り立てを繰り返す事によって顧客の精神を追い詰めていく事に力を注いでいます。

闇金の取り立て電話に追い詰められてしまった結果に何が起こるかと言えば、自分が被害者であるということを忘れて闇金の言いなりになってしまう事です。本来は闇金から借りた金は返す必要のないものです。そのため闇金が取り立てを行う根拠はどこにも根拠はありません。

しかし闇金はあたかも自分たちが正当な主張をしているかのような口ぶりで顧客を責め続けます。家族や会社を引き合いに出し、巻き込みたくないのであれば支払いをするようにと要求するのです。

090金融の手口は精神的圧迫

家族や電話をするという脅迫

闇金業者が人質として本人の前にちらつかせるのは家族です。闇金から借金をしている事を家族に内緒にしている人は多いです。闇金と関わりがあるだけでも、普通の生き方をしている以上は後ろめたいものになります。そこへさらに金を借りたという事実があっては、たとえ家族でも本当のことを話すのは躊躇ってしまいます。

そのため家族に内緒にしている顧客に対しては、家族に取り立て電話をしてもいいのかといった内容の脅しをかけます。代わりに家族に支払わせる、家族のことを脅してやるなど、本人がされては嫌な事や困る事を突き付けて返済を厳しく要求します。

単なる脅しに留まらず、実際に闇金業者から家族に対して電話をされてしまうケースも多いです。闇金業者は相手が子供であろうと高齢者であろうと容赦はしません。電話口に出た顧客の家族に恫喝などもする事があるので、そう言った事態を防ぐために本人も言われるがまま金を支払ってしまうのです。

会社にバラされて社会的信用を落とす恐怖

闇金が家族以外に引き合いに出す事が多いのは会社です。闇金から金を借りている人の中で一般の会社員が占める割合は多く、社会的にそれなりの立場を持っている事も少なくありません。

闇金とは違法な業者であり、社会からはみ出た存在です。その闇金と繋がりを持っているということは、社会的な立場のある人にとってデメリットにしかなりません。もしも闇金から借りている金があることを会社にバラされてしまったとすると、本人の社内での立場は非常に悪いものとなるでしょう。

大手の企業であればある程、従業員の身辺について厳しい会社となる傾向も高いです。そのため闇金から借金をしている従業員がいた場合には、その人には昇進をさせない事も考えられるでしょう。最悪のケースでは解雇処分を受ける危険性まであるため、借金のことを会社にバラされるのは本人にとってとても大きな損害に繋がるのです。

闇金はこのような本人のデメリットになる事も上手く利用します。会社にバレたらクビにされるかもしれないぞと脅しをかけ、家族を人質に取るのと同じような手口で金を支払うよう仕向けています。

いつまでも取り立てを続ける

闇金は顧客に対していつまでもしつこく取り立てを続けます。支払いが滞るとまずは緊急連絡先に連絡されたくなければ支払うようにとの脅しをかけ、それでも支払いが滞るようであれば実際に家族や会社に嫌がらせを行います。すると今度はこれ以上嫌がらせをされたくなければ支払いを済ませろと言って顧客を責め、何がなんでも支払うように仕向けていこうとするのです。

支払いがあったらあったで完済間際になってみると、支払ブロックをして借金が終わらないようにしてしまいます。金を払う客と認識されてしまうと、終わりのない返済地獄に陥れられてしまう事になるのです。

顧客に直接的行為をさせる手口

顧客に貼り紙をさせる

闇金業者が直接家に来ることはなくても、代りの誰かを家に寄越す事も場合によっては考えられます。たとえば闇金業者から金を借りている別の顧客などがそうです。自分たちの顔を知られる事なく顧客にダメージを与えるため、別の顧客に貼り紙をさせるなどといった行為が実際にされています。

闇金が取り立てを行いたい顧客Aがいたとして、その近くに住んでいる別の顧客Bがいたとします。すると闇金はBに対して、支払いを待ってほしければAの家に嫌がらせの貼り紙をしてこいなどと命じるのです。

このように闇金は他の顧客を利用する事によって、直接手を下すことなく嫌がらせを実行させる事もあります。

闇金に使われる顧客も追いつめられている

上記の例で闇金から指示を受ける顧客Bも、取り立てや嫌がらせに追われて精神的に急迫した状況となっています。そのため違法な事とは分かりつつもAに対する嫌がらせを実行する事になるのです。

嫌がらせのために別の顧客を使うことでリスクとなるのは、Bのような顧客も追いつめられている状態にあることです。闇金に対する恐怖から何を仕出かすか分かりません。

最悪の事態を防ぐためには、一刻も早く闇金と手を切る必要があります。そして闇金との関係を絶つために有力なのが闇金に強い弁護士です。家族や会社を巻き込まないためにも、早い段階で相談する事が重要です。