闇金にスマホを送るよう言われたら

報酬をちらつかせてスマホを送らせる闇金

昨今の闇金のほとんどは090金融であるため、闇金業者は常に手元に携帯電話を用意しておきます。しかし自分たちの名義でスマートフォンなどの契約をしてしまうと、そこから身元を辿られて摘発されてしまう危険性が生じます。闇金はそう言った事態を防ぐため、顧客への融資や取り立てに使うスマホを第三者に契約させる事で身元のカモフラージュをしています。

闇金がスマホを手に入れるために利用するのは、闇金の顧客やバイト料目当ての第三者です。顧客であれば借金の利息をチャラにしてやるなどという言葉を用いて誘いをかけ、断れない状況にさせて契約したスマホを送らせる事ができます。

あるいはお金目当ての第三者にバイト料をちらつかせ、報酬と交換にスマホを送らせるという手口を使うこともあり得ます。

どちらにしても第三者をそそのかしてスマホを手に入れていますが、闇金の甘い言葉に乗ってしまうとトラブルが自分自身に降りかかってくる事になるので注意が必要です。

スマホの譲渡は違法行為になる

自分名義で契約したスマホを闇金に送る行為は違法です。虚偽の申し込みを行ったということになってしまうため、携帯会社に対して詐欺を働いたという実態もできてしまいます。

警察から事情を聞かられるきっかけを作ったり、携帯会社に対する支払いだけが手元に残ったり、闇金にスマホを送ってしまっただけでも大きな損害を被る事になります。

 

譲渡したスマホは犯罪に使われる

闇金の営業や振り込め詐欺に使われる

闇金が手に入れたスマホをどのように使うかと言えば、その多くは闇金業を営む上での利用ツールにされる事となります。090金融が顧客を募る際には電話を使うことになりますが、融資の時から始まり取り立てまでを全て自分自身の名義で契約したスマホが使われる恐れがあるのです。

また、闇金業者が手を染めている犯罪は違法な貸金業だけであるとは限りません。振り込め詐欺を行っている犯罪者の正体は闇金業者であることも多く、顧客に送らせたスマホで被害者に電話をしているケースも考えられます。

闇金に協力したと思われるリスク

闇金の営業活動にしても、振り込め詐欺で使われる手口のツールになるにしても、闇金に送ってしまったスマホが犯罪行為に利用される事はまず間違いありません。

そういった犯罪を実行しているのはもちろん闇金業者であり、スマホを送った本人と犯罪行為との間には繋がりがありません。しかしここでよく理解しておかねばならないのが、闇金業者が犯罪に用いているスマホの名義はそのスマホの送り主になっている事です。つまり違法な取り立てを行っているのも、振り込め詐欺の被害者に電話をかけているのも、通信上の記録によればスマホの契約者が犯人に見えてしまいます。

警察側も捜査の段階でスマホの送り主は単に自分自身の名義で契約をしただけであり、犯罪の実行自体は闇金業者が行ったということを掴む場合が多いでしょう。しかし送り主が実行犯ではないと推測されたとしても、スマホの名義人と闇金業者との間に協力関係がなかったとは外観上では断言できません。

そのためスマホを闇金に送っただけで犯罪者の仲間であると疑いをかけられ、警察署に連れて行かれて事情を聞かれるようなケースも実際に起きています。

 

闇金の要求を断ると脅される

家族や会社にバラすなどの脅迫を受ける

闇金にスマホを送れと要求されても、大きなリスクを背負い込むだけであるため応じてしまってはいけません。しかし要求に応じたくないと思っていても、闇金から脅迫を受けていて飲まざるを得ない状況に立たされる場合もあります。

闇金からスマホを送れと要求される人の多くは闇金の顧客です。支払いに行き詰まって取り立て電話に苦しんでいる人がターゲットにされる事が多く、心理的に追い詰められている場合にこう言った要求を受けるケースが目立っています。

闇金の顧客であることのもう一つのデメリットは、闇金業者に対して緊急連絡先を渡してしまっている事です。スマホの郵送を断ったら家族に取り立て電話が入るような嫌がらせを受けるリスクがあります。会社に借金の事実をバラされたくなければスマホを契約して郵送しろと脅迫される事もあるでしょう。

スマホを送るだけで家族や会社を巻き込まずに済むということであれば、言いなりになってしまった方が良いだろうと考えてしまう顧客は非常に多いです。しかし実際は何の解決にもならず、もしも闇金トラブルを収束させたいのであれば弁護士に頼るしか方法はありません。

要求を飲んでもスマホの支払いだけが残る

その場しのぎの対処で闇金の要求を飲んでしまい、スマホを郵送した後には本体端末の支払い義務が自分自身に残ってしまいます。

スマホを利用しているのは闇金業者であったとしても、契約者として記名されているのはスマホを郵送した本人の名前です。そのため支払い義務も全て自分自身が負うことになってしまうので、警察からの逮捕などというリスクを除いても損失しか出ない事になります。

 

トラブルに巻き込まれないようにするには弁護士を介入させる

弁護士が出てくると闇金は損切りをする

闇金業者は顧客の心理をついたり緊急連絡先の番号を引き合いに出したりして巧妙に顧客からスマホを送らせていますが、こう言った事態を回避するために有効となるのが弁護士への相談です。

闇金対応に強い弁護士は、闇金の口座凍結や警察との協力ができる事から、闇金業者にとっても関わりたくない相手です。一人の顧客を逃がすという損切りを行って別の顧客にシフトした方が良いと思わせられるため、緊急連絡先を担保にスマホの郵送などを迫られた場合などには早めに弁護士に相談すると良いでしょう。