闇金は口座の流れを操作している

闇金の被害金が自分の口座に入っている事がある

闇金業者から金を借りるとき、基本的には闇金の口座から自分名義の口座へと融資として金が振り込まれます。それと同様に闇金に対して借金の返済を行うときにも、自分名義の口座から闇金が所有する口座へと利息や元金分の振り込みを行います。

闇金の口座と顧客の口座の二者間だけで金のやり取りが行われるのが基本的な金銭貸借のパターンです。しかし最近の闇金ではこのように自分たち所有の口座を利用するのではなく、顧客と顧客の間で金銭の振込や受取を行わせている場合があります。

たとえば闇金から5万円の融資を受けたい顧客Aがいたとします。それと同時に闇金に対して5万円の返済をしたい顧客Bがいたとします。すると闇金業者は顧客Bに対して闇金業者の口座ではなく、顧客Aの口座へと5万円の振り込みを行うよう指示するのです。

この時顧客Bには振込先が別の顧客の口座であることを告げません。同様に顧客Aに対しても、支払元が顧客Bであることは言いません。闇金から5万円を借りたつもりの顧客Aと、闇金に5万円を返した顧客Bは、自分達が知らない間にBからAに対して振り込みを行ったという実態を形成させられてしまっているのです。

闇金はトバシの口座を入手する手間を省く

自分達が所有する口座を顧客との間に挟まない事は、闇金業者にとってもいくつかのメリットが生まれます。

まず顧客の口座から顧客の口座へと金を直接振り込ませる事により、闇金は入金作業の手間を省ける事になります。また、闇金所有の口座を間に挟む必要がないということは、トバシの口座をわざわざ集める必要もないということになります。

通常の貸金業者であれば絶対に行わない手段ですが、闇金業者は自分たちのメリットになることしか考えていません。顧客から顧客へと振り込みを行わせる事によってどのような外観ができてしまおうとも、闇金業者にとっては関係のない事なのです。

犯罪に関与している外観ができてしまう

闇金業者の口座を挟まずに顧客同士で金銭のやり取りをしている状態を作り出してしまう事は、その当事者である顧客本人が大きな損失を被るリスクを発生させます。

上記の例で顧客Aはあくまで闇金から5万円の金を借りたという意識でいます。そのため5万円が振り込まれていれば口座から金を引き出すでしょう。しかしこの時の金の流れを外部から確認されれば、闇金の被害者である顧客Bの5万円をAが受け取ったものとして判断されてしまいます。

この外観を見た警察がAを疑うのもやむを得ません。実際にAはBから5万円の入金を受け、さらにその金を引き出してしまっています。よって警察はAのことを闇金の仲間であると考え、事情を聞くため警察に連れて行かれ、取り調べを受ける事にもなりかねません。

口座譲渡やスマホの郵送は違法

闇金に自分名義の口座を譲渡させられる

闇金と関わる事によって犯罪加害者になりがちなケースの一つとして、闇金に対する口座譲渡と言うものがあります。闇金業者が利用している口座は基本的にトバシの口座です。トバシ口座とは自分名義の口座ではなく、他人の名前で契約させた口座のことです。

法律上、他人に渡す目的で自分名義の口座を開設する事は違法となります。闇金に口座を譲渡した事で警察に逮捕されるリスクが発生するため、たとえ脅されたとしても要求を飲んではいけません。

スマホを自分名義で契約して郵送させられる

口座の譲渡と似たような手口として、スマホを契約させて闇金宛に譲渡させる事もあります。このスマホの郵送に関しても違法行為に該当します。契約した携帯会社に対しては詐欺行為を働いた加害者という立場になってしまうのです。

さらに闇金業者に渡ったスマホは間違いなく犯罪に利用されます。自分名義のスマホで犯罪を行われるため、銀行に対する詐欺や犯罪への加担などの理由で事情聴取を受ける原因を作り出してしまいます。

逮捕以外にも大きなリスクがある

口座を凍結される恐れ

闇金に口座を譲渡してしまう事は犯罪行為に他なりませんが、逮捕される以外のリスクとして口座が凍結されてしまう恐れがあることです。

自分名義の口座が凍結してしまったとき、その後起こるのは全国どこの銀行でも口座の開設ができなくなるという事態です。口座の凍結によって自分自身の名前が名簿に載ってしまい、その名簿は全国の銀行で共有される事になります。

スマホ端末の支払い代を背負う

スマホを郵送した事による犯罪協力の疑いが晴れたとしても、闇金に送ったスマホの代金は名義人が背負うものとなります。

スマホの郵送をさせるための手口として闇金が良く使うのが、郵送すればバイト代として金銭を与えるという誘いや、郵送する代わりに利息分をチャラにしてやるなどといった言葉をかける事です。

いずれにしても金銭につられて誘いに乗ってしまうケースが多いですが、スマホの端末代金が後々にのしかかって来ては本末転倒です。ましてや闇金の言いなりになったせいで犯罪加害者になってしまうので、軽い気持ちで闇金の言葉に乗せられてしまう事は絶対に遭ってはなりません。

闇金との繋がりを絶たなければあらゆるトラブルに巻き込まれる

闇金との関係を断つには専門の弁護士に解決を依頼する

闇金との繋がりがあるとこのようにさまざまなリスクが発生してしまうため、できる限り早急に手を切らなければなりません。そのためにも専門の弁護士への相談が欠かせないと言えるでしょう。

逮捕や口座凍結のリスク、あるいは金銭的な負担などを防ぐためにも、早い段階で闇金に強い弁護士を探す事が賢明です。早ければ即日解決できるのが専門の弁護士であるため、まずは無料相談を行ってみる事が解決への近道となります。